枕崎といえば、鰹節というイメージが強いですが、弊社で人気の商品は「B1(ビーワン)かつお」と呼ばれる冷凍のかつおです。
B1とはブライン凍結(急速冷凍)一級品という意味です。
伝統的な一本釣りにより漁獲され活きたまま船でマイナス50度まで一気に凍結されるため鮮度が高い状態でお届けすることができます
また、B1かつおは活きたままアッという間に瞬間凍結されますので、鰹がビックリして大きく口を開けております。これを「ビックリカツオ」と称し、鮮度が抜群の証になります。


枕崎産鰹(1本釣りB1鰹)は、太平洋の船上からお客様の手元に届くまで、1度も解凍されておりません。安心安全鮮度保証付きのかつおです。
かつおは、獲れる時期によりその呼名が変わります。
2月頃より6月頃に獲れるものを、初鰹(上り鰹)と言い、黒潮とともに日本近海を回遊して遡上して行きます。
かの有名な「目に青葉…」や「女房を質に入れても…」で詠われている鰹は、この時期のものです。次に、9月から11月の秋口に獲れる鰹を戻りかつお(下りかつお・トロかつお)と言い、この時期の鰹は、脂がのっており刺身やたたきに人気があります。
このように鰹は、世界の海を泳ぎ回っている大回遊魚であり、人間で言えば、スポーツ選手のような魚であります。

枕崎は、古くより日本有数の鰹漁業の基地として栄えて来ております。又、鰹加工としての鰹節は現在日本一の生産量を誇っております。

生食用(たたき、刺身)鰹は、伝統的な一本釣りにより漁獲され活きたまま船内で急速凍結された後、-50℃保管により獲れたての鮮度のまま、枕崎港に水揚げされます。

-50℃の超低温で保管された鰹は、鮮度を低下させないように低温処理室(18℃)で、素早く冷凍四割割裁、整形(骨取、皮むき)を行います。

鰹たたきをおいしく焼き上げるために炭火100%にこだわり焼き上げております。鮮度を低下させないよう、約2分~3分で素早く焼き上げます。
又、最終焼き工程を、藁に変えて藁焼きたたきに製造することも出来ます。

クリーンルームは、鰹たたき若しくは鰹刺身の最終工程であり、真空パックしたり、定量梱包する所です。真空パックされた鰹は金属探知機で検品後、ブライン凍結機(液浸漬凍結)で急速冷凍されます。

ブライン凍結機で凍結された鰹タタキは、その後計量、梱包し、再び超低温冷蔵庫へコンベアーより搬送されます。
-50℃超低温冷蔵庫は、獲れたての高鮮度を維持するための重要な保管施設であります。
一般に赤身の魚(鰹、鮪類)は、温度管理が難しく、-40℃以下の超低温でないと色変わり等、品質の劣化が始まります。
当社では、常に高鮮度を保つため、-50℃超低温冷蔵庫を設置しております。

製品管理室では、自社で生産される製品の品質管理・衛生管理を徹底し、お客様の視点に立った製品作りに努めております。
更に、お客様のニーズに応えられるような製品開発にも、取り組んでおります。

当社は、製造卸売業の他、工場見学を主眼においた観光施設を設けております。
この売店では、当社製品をメインに、南薩摩の地場産品を一堂に取り揃え、地元はもとより県内外のお客様のご来店を心よりお待ちしております。

鰹のタタキ、フィレー等の製造工程を楽しみながらご見学いただけます。
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工場内見学
日・祭日が休日です。
見学時間は、8:00~16:00です。
(但し、10:00~、15:00~各15分、12:00~13:00の休憩有)
土曜日は休日の場合がございますので事前にご連絡の上、ご来場ください。
※休日の前日は午後から清掃作業となります。 -
売店(かつお粋・活館)
営業時間 8:30~17:30
1月1日のみ、休日です。